書き損じハガキ回収キャンペーン実施 学校に行けない発展途上国を支援する世界寺子屋運動に取り組んでいる福知山ユネスコ協会(森孝道会長、74人)が、2017年も書き損じハガキの回収キャンペーンを行う。ハガキは2月上旬頃まで回収、郵便局で切手に交換し、企業の協力で換金した後、アフガニスタンやカンボジア、ネパールなど主にアジアの人々が無償で学べる寺子屋を提供する活動などに使われるという。
福知山ユネスコ協会は1969年発足。1998年より学校や企業に呼びかけ同キャンペーンに取り組み、計850万円ほどを募金してきた。特に、2016年は過去最高の11,681枚を回収し、日本ユネスコ協会連盟へ約53万円を送金。約9千枚を回収した南陵中学校での取り組みが大きかったという。
森会長は「世界には学校に行けない子どもが5,700万人もいます。識字が進んでいない国も多く、全ての人々が公教育を受け、争いのない平和な世の中になるよう努力を続けたい」と話している。
回収ボックスは市内の小・中・高校など41校の他、市役所、企業にも設置する予定だという。未使用の切手やテレホンカードなどプリペイドカードも受け付ける。ラサンカ編集室にも回収ボックスを設置している。
問い合わせは、福知山ユネスコ協会 四方さん(0773-22-4536)。